FROM：仮想通貨長者.com AKIYAMA
先日1月7日深夜、
ついにBTCは400万円の最高値を突破しました。
昨年のこの時期と比べ、
BTCはなんと約8倍もの高騰を見せています。
しかし、仮想通貨の高騰に沸く市場にも注意が必要です。
過去約1年間に渡り、暗躍していた
仮想通貨窃取マルウェアが存在しました。
その名も『ElectroRAT』
ElectroRATはWindows、MacOS、Linux向けに作られており、
その機能はキーロガーやスクリーンショットの取得、
ストレージ上のファイルアップロードなど多岐に渡ります。
つまり、アプリストアなどで購入が可能な
仮想通貨取引用アプリや仮想通貨を賭けて遊ぶことができる
ゲームソフトなどを『トロイの木馬』として配布。
その広告にはbitcointaltやTwitter、Telegramなどで
偽のプロモーションを打つことにより拡散したようです。
基本的には無料のアプリとして配布しているため、
ユーザーの警戒心は高くないため2020年1月〜12月の期間に
約数千人がダウンロードが記録されています。
しかし、この数字はあくまで明らかになっている数字であり、
潜伏している実際の人数は計り知れない数字となっているでしょう。
トロイの木馬としてダウンロードされたマルウェアが起動すると
キーの入力を記録したり、スクリーンショットを取得、
ファイルの送信なども行うことができ、
簡単に個人情報を盗むことができるのです。
また、ElectroRAT自体が仮想通貨ユーザー向けに
作られているところなどを見てもご自身の保有している
仮想通貨を狙って開発したことは目に見えています。
ご自身が持っているウォレットや取引所の秘密鍵などを
取得することが目的であれば容易に
ウォレットの残高から盗み出すことができるのです。
ElectroRATに対抗してセキュリティソフトを取得しても
全てのマルウェアを検出することはできないため、
ユーザーが気づくことなく起動が開始されます。
現在発覚しているElectroRATから
作成されたアプリケーションは3つです。
仮想通貨取引アプリの
「Jamm」「eTrade」
仮想通貨を賭けて遊ぶ
「DaoPoker」
トロイの木馬化したソフトを手持ちの環境に
ダウンロードしたことがある方はすぐに
それらのプロセスを強制終了し、関連するファイルなどを
全て削除することをお勧めします。
念の為、仮想通貨ウォレットにある
コインを全て別のウォレットへ移し、
新たなパスワードを設定する方が良いでしょう。
ネット社会へ移行していく今後の世界において、
このようなハッキング被害などはイタチこっごのように
絶えることはないでしょう。
被害に遭わないためにも正確な情報をしっかりと取得し、
何が安全で何が危険なのかを判断できる環境を
整えていく必要がありますね。
今後も情報を追跡していきましょう。
本日は以上になります。
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