パソコンが“勝手に”仮想通貨を稼ぐ仕組み

公開日：2021年5月16日

FROM：仮想通貨長者.com AKIYAMA

2021年現在、仮想通貨バブル再来と言われるほど
仮想通貨全体で価格高騰と注目を集めています。

仮想通貨に使用されている
ブロックチェーン技術は取引の公平性と
資産の安全性が確保されており
多くの投資家から信頼を集めているため
ここ数年で爆発的に世界中に広まりました。

ではなぜ取引が公平で
資産が安全な状態が保てるのでしょうか？

その鍵を握るのは
マイナーと呼ばれる人々であり、
中にはパソコン1台だけで
仮想通貨を稼いでいる人もいます。

マイナーとは何をする人？

マイナーとはブロックチェーン上の
取引台帳（取引の履歴）を
管理する人々を言います。

取引台帳とはブロックチェーン上で行われた
全ての取引を記録・公開している、
いわば通帳の取引履歴に似たものです。

当たり前のことですが、
金融機関の通帳はその金融機関しか
履歴を残すことしかできません。

しかし、その金融機関が悪意をもって
通帳履歴を改竄した場合、
簡単に資産が脅かされてしまいます。

また、悪徳なユーザーと手を組んで
振り込みなどの取引を改竄することも可能です。

これらの不正を防ぐために、
ブロックチェーンにおける取引には
管理者が存在せず複数のユーザーによって
承認された取引のみが成立する仕組みになっています。

この取引を承認する作業をマイニングと言い、
マイニングを行うユーザーをマイナーと呼んでいます。

マイナーはどうやって儲かる？

マイニングの作業はパソコン1台で可能ですが、
24時間稼動させる場合が多いです。

稼働中の電気代のみならず
パソコンを買い揃える必要があるため
ある程度の費用は負担しなくてはいけません。

しかし、環境さえ整ってしまえばあとは放置するだけ。

24時間体制でパソコンが
仕事を行ってくれるため、
勝手に収入が入ってくる状況になります。

この収入は仮想通貨の
取引時にかかる送金手数料から
支払われています。

そして、この報酬の分け方にも
種類があるため代表的なものをご紹介します。

PoWとPoSの違い

マイナーが報酬を受け取る
仕組みには代表的なもので
PoWとPoSの2つがあります。

PoWとはProof of work（プルーフ・オブ・ワーク）
の略称で直訳すると

「仕事による証明」という意味です。

直訳のとおり、マイニングにおいて
より多くの仕事をした人に
多くの報酬が支払われるという仕組みを指します。

この仕組みはセキュリティ面にも
役立っており、不正な取引を行うには
マイナー全体の過半数の仕事量を
行うパソコンを用意する必要があり、

マイナー全体の過半数の仕事量を担うことは
現実的に不可能な話なので
ビットコインを代表とする
取引量とマイナーが多いブロックチェーンでは、
PoWによって安全が確保されています。

一方、PoSとは
Proof of Stake（プルーフ・オブ・ステーク）
の略称で、ステーキングによる証明
という意味になります。

ステーキングとは、
その保有しているコインを
一定期間預けることで
配当を得られるシステムで、
銀行の定期預金と似ているものです。

つまり、より多くのコインを
保有している人が優先的に
マイニングを行える仕組みとなっています。

先程のPoWは多くの取引量と
マイナーたちがいることにより
安全面が確保されていますが、
逆に取引量が少ないコインにおいては
マイナーが少ないため、
不正を働くことがより現実的です。

しかし、PoSならば
自身が保有しているコインで不正を働く、
自分の資産を自分で脅かす人間などいない
ということから安全性が保てるシステムになっています。

あなたはどちらを選ぶ？

以上がPoWとPoSの解説でしたが
皆さんが行う場合はどちらの形式を採用しますか？

PoWには高性能なパソコンが、
PoSには保有するコインが必要となるなど
どちらも一長一短です。

しかし、その他にもマイニングの形式は
増え続けており今後より簡単に行える形式が
開発されるかもしれません。

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仮想通貨長者.ｃｏｍ AKIYAMA