ETNとETFの違いとは?

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ここ数年で、ETNとETFに関連する情報が
仮想通貨市場で耳にすることが多いと思います。

同じような名前なので、勘違いを
起こしやすい方もいらっしゃるでしょう。

ETNとETFの違いは何なのか?

特にここ最近、ETFではなくETNにて
上場する仮想通貨銘柄も存在します。

それでは、解説していきます。

■ETN(イー・ティー・エヌ)とは

「Exchange Traded Note(債券)」の略で、
上場投資証券と呼ばれています。

一言で申し上げると、債券の一種です。

上場投資証券指標連動証券とも呼ばれます。

ETNは、特定の指標(指数:TOPIX、S&P500、価格:商品、農産物)
に連動するように作られた金融商品です。

またETNの場合、発行者は金融機関になります。

金融機関は指標と連動した設定で商品を発行し、
大口投資家が購入して個人投資家に流れる仕組みになります。

そのため、金融機関が価格を保証する
というのが特徴になります。

さらに・・・

ETNは債券の一種ではありますが、
ETFのように実際には銘柄に投資して
運用を行っているわけではないのです。

では、なぜ?

ETNは銘柄に投資していないのに
指数連動できるかの疑問が浮かぶと思います。

その理由はあくまでも、
ETNの発行元は金融機関だからです。

その金融機関から買取償還保証がされているため、
ETNの価値が担保されている状態なのです。

ただデメリットとして・・・

ETNそのものに裏付けとなる資産がないため、
金融機関の悪化したり破綻すると、
ETNの価格に影響が及ぶとも言われています。

■ETF(イー・ティー・エフ)とは

「Exchange Traded Funds(上場投資信託)」の略で、
上場投資信託と呼ばれています。

連動する指数は株式だけじゃなく、
債券、REIT(リート)、通貨、コモディティ(商品)の指数もあります。

投資先も日本から海外に広がり、投資しにくい国と地域と
資産に手軽に投資ができることで知られています。

ETFは、実際の指標と同じ構成銘柄株や債券に投資を行い
指標と連動するように運用される流れになり、
ETFは資産による裏付けがなされております。

そのため、ETN とETFの大きな違いとしては、
資産に裏付けがあるかどうか?

この点です。

通常のETNとETFの違いは、
認識いただいたと思いますが

実は・・・

ETNでも暗号通貨のETNの場合は、
若干、異なる点がございます。

それは、ビットコインETNの場合は、
現物BTCを裏付け資産とするということです。

通常のETNの場合、金融機関が保証していて
裏付け資産を必要としないという話ではありますが、

ビットコインの場合は、
裏付けもされているので比較的安心に
投資ができる流れになっています。

今回米国大手証券取引所が北欧で運営する
「ナスダック・ストックホルム」では

ビットコインイーサリアム
ETNの新規上場が発表されました。

運営会社の発表によると、多くの銀行やブローカーたちが
ナスダック・ストックホルムでETNを取引することを許可しているため

仮想通貨に直接投資したくない投資家にとっては
ETNは安全性&利便性の高い商品だと認識されています。

まだまだ改善するべき点などが出てくる商品ではあると思いますが、
暗号通貨を保有しなくとも、投資商品として選択することができるため、

今まで出てこなかった機関投資家
個人投資家も出てくるかもしれませんね。

今後の動向に注目です。

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‌本日は以上です。

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