From.GPP SG 谷山
現在の日本の銀行預金は、超低金利と言われています。
金利がほぼゼロに近い状態が約20年近く続いている中、
資産形成として「銀行預金」を選択する必要性が
本当にあるのでしょうか?
たとえば、普通預金の金利が0.001%の場合に
100万円を1年間預け入れた場合の利息はわずか10円で、
その利息分に対しての税金も発生します。
*(個人20.315% 法人の場合は15.315%)
定期預金は普通預金の10倍以上の金利であるケースも
珍しくありませんが、定期預金の金利が0.01%と仮定しても
100万円を1年間預け入れた場合の利息は100円にしかなりません。
確かに定期預金には
- ・一般的に普通預金より金利が高い
- ・元本割れのリスクが無い
- ・預金保険制度の対象
などのメリットがあるとはいえ、運用効率が悪く
資産が増えにくいため、近年の資産形成としては
考えにくいのでは無いでしょうか?
定期預金の不安要素
既に定期預金をされている方はご存じかと思いますが、
定期預金は原則、満期まで現金を引き出せない。
というデメリットが存在します。
一部の金融機関では期日を迎える前に
引き出すことも可能ですが、その場合には
定期預金を「解約」しなければなりません。
万が一資金が必要になり解約した場合に
元本割れが起こることはありませんが、
普通預金と同等の金利か、それ以下になることが一般的です。
また、「預金保険制度の対象」ではありますが、
保証対象となるのは「一人あたり1つの銀行に対して1,000万円まで」です。
定期預金をしている銀行が経営破綻した場合
「自身が持っているすべての口座を合算した金額」が
1,000万円以下であれば全額保証されますが、
超過分については保証が受けられないということです。
2023年に入り海外銀行の経営破綻が相次いでおり、
我々が普段利用している日本の銀行も
いつ経営破綻してもおかしくありません。
[引用元:読売新聞]
[引用元:NHK NEWS]
「保証額」が決まっているからこそ、
1,000万円以上の金額を貯金にまわし
リスクを背負う必要性が本当にあるのでしょうか?
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