3億円超えのBTG詐欺事件

FROM:仮想通貨長者.com AKIYAMA

ビットコインゴールド詐欺をご存知でしょうか?

昨夜、当メルマガでは仮想通貨の
世界的普及率に関する記事を配信しました。

仮想通貨は先進国の法定通貨を追従するほどに
時価総額が高まり続けておりますが、実は、
その裏で良からぬ事件も急増しております。

ビットコインゴールド詐欺もその実例です。

既に3億3000万円を超える被害額が発表され、
今もなお注意喚起が呼びかけられている
ビットコインゴールド詐欺ですが、
具体的にはウォレットサービスを利用した、
秘密鍵の不正取得であるとご認識ください。

「ビットコインゴールドを配布する
 BTGウォレットを作りました。
 あなたのビットコイン、
 もしくはその他の仮想通貨の
 秘密鍵を入力してください。」

というものです。

そもそもビットコインゴールドとは、
今年10月にビットコインのハードフォークにより
新たに派生した仮想通貨です。

各取引所やウォレットサービスからは
ビットコインの保有枚数に応じて、
ビットコインゴールドを配布するという
案内が事前に行われておりました。

しかしながら今現在においても、
受け取りができない状況が続いております。
※日本においては金融庁の承認待ちだとか。

悪徳業者はその状況とユーザー心理につけ込んで…

「このウォレットを作っていただければ
 ビットコインゴールドを配布できます」

と謳い文句を拡散。

当時、ビットコインゴールドの開発チームも
受け取り用のウォレットサイトを
推奨していたため、公正な情報だと誤認した
ユーザーたちがこぞって詐欺ウォレットを開設。

そうして悪徳業者は大量の「秘密鍵」を獲得した模様です。

重要なので、少し解説しておきます。

「公開鍵」と「秘密鍵」

仮想通貨を管理するウォレットは
「公開鍵」「秘密鍵」という
2つの鍵で管理されております。

公開鍵は銀行口座で言うところの口座番号です。

ウォレットを特定するIDのようなものです。

対して、秘密鍵は暗証番号です。

ウォレットのすべての操作を行うために
必要なパスワードとなっております。

そのため秘密鍵が誰かの手に渡ってしまったら、
それはそのウォレットに入っている仮想通貨を
自由に扱われてしまうことを意味します。

自分の口座から自分以外の誰かが勝手に
預金を操作されてしまうのです。

すごく恐ろしい事態であることがお分かりいただけるはずです。

銀行預金であれば、仮に口座番号と暗証番号が
外部に漏れ、悪い事件に巻き込まれたとしても
銀行に届け出れば必要な措置を講じることが可能です。

ところが、仮想通貨はそのような監督機関や
管理を行う機関がありませんので、
秘密鍵の流出は、すなわち保有している
仮想通貨をすべて失うことに直結します。

そして、不正なウォレットサービスによって
大量の「秘密鍵」を入手した悪徳業者は
大量の仮想通貨を手に入れたことになるのです。

米国暗号通貨メディア「 CoinDesk 」によると、
今回のビットコインゴールドウォレットの
詐欺被害額は、ビットコインで300万ドル

日本円にして約3億3,000万円ほどに相当します。

またイーサリアムでも330万円相当

ライトコインは800万円相当を超えると報じられております。

このようなハードフォークに乗じた詐欺は、
今後も頻繁に出てくるはずですので、
信用性の低いウォレットサービスの活用や
秘密鍵の流失にはくれぐれもご注意ください。

「秘密鍵を知るのは自分だけ」

不要なトラブルに巻き込まれぬよう、
基本的な自己防衛策を認識しておきことは
今後の仮想通貨投資時代を生き抜くための
必須課題なのではないでしょうか。

以上、ビットコインゴールド詐欺に関する情報でした。

追伸

12月6日には、仮想通貨のマイニング環境を提供する
スロベニアのNicehashが、同社のシステムに
侵入したハッカーにより、約72億6000万円相当
ビットコインを盗まれています。

仮想通貨バブルの裏にはこうしたトラブルがつきものです。

何か不安なことや、怪しい勧誘を受けている場合は
ぜひともサポートデスクへご相談ください。

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