Covid19 ×ブロックチェーン技術

公開日：2021年5月12日

FROM：仮想通貨長者.ｃｏｍ AKIYAMA

ブロックチェーンと聞くと、
「金融」というイメージが浮かびやすいかと思います。

ただ、ブロックチェーンという技術は
今や生活の身近なものに応用され、
私たちの目に見えないところで活躍しています。

そして、コロナウイルスの管理体制にも
ブロックチェーンの技術が組み込まれています。

本日は、ブロックチェーン技術を使った
「ワクチンの管理技術や航空業界での実用例」をご紹介します。

ワクチンの管理体制

コロナウイルスのワクチンは、有効性を維持するため
常に厳密な低温管理が必要とされています。

流通時にはマイナス70℃前後での保管。

医療機関では、2〜8℃程で5日間保管するなど
状況に応じた温度管理の必要があるそうです。

ブロックチェーンの技術を応用し、24時間365日体制で
ワクチンの追跡と管理ができるシステムが開発されました。

このシステムが出来たことで、医療施設では患者へ投与される
前の保管期間や温度管理の状況を把握することができます。

製薬会社や医療施設、保管施設、輸送会社と提携することで、
輸送時のトラブルなども解消できるそうです。

また、検査管理プラットフォーム「TESTD」は予防接種の
予約や検査結果をスマートフォンで行えるそうです。

通常、ワクチン接種証明書には、

・接種日
・ワクチンの種類
・接種場所

などが紙で発行されるため
紛失や偽造の恐れがあります。

ただ、TESTDプラットフォームは
全てブロックチェーン上で管理されるため
ワクチンの接種回数の管理も暗号化された情報管理が行われ、
接種証明書の紛失や改ざんなどの心配がなくなります。

航空業界での実用例

現在、国内線・国際線ともにコロナウイルスの影響を
受けて航空業界は減便を余儀なくされています。

国際線に搭乗する際は、ワクチン接種証明書の
陰性判定の提出が義務付けられています。

そして今回、新たに
欧州航空業界が開発したアプリでは…

ワクチンの接種証明書や乗客や従業員の健康状態のだけでなく、
機内の消毒の状況までブロックチェーンにより管理されています。

暗号化された情報は紙の証明書と違い、紛失や改ざんの
リスクがないため安全に搭乗可能になります。

また、機内の環境の整備状況は乗務員だけでなく
乗客も使用でき安全性が確保できるようです。

個人情報の保護や情報の改ざん防止にはもちろんのこと、
私たちの健康状態の管理にもブロックチェーンが
浸透しつつあります。

全国120カ国が加盟している航空会社国際航空運送協会では、
今後ワクチンの接種状況や健康状態の証明となる
デジタルパスポートの必須を求めているそうです。

世界的にワクチン接種管理システムの導入が
必須になる日も近いかもしれません。

これからの私たちの生活にブロックチェーンが
欠かせない技術の一つとなるでしょう。

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仮想通貨長者.ｃｏｍ AKIYAMA