BTCの分裂問題を紐解きます。

FROM:仮想通貨長者.com AKIYAMA

BTGの付与枚数確定日が早まりました。

当初、10月25日予定に確定される予定が
本日24日の時点で確定されることになり
BTG狙いの方々に混乱をもたらしている状況です。

混乱するBTC市場

数日前に取扱を発表したBITTREXは、
本日、取扱を中止する旨を発表しました。

Coincheckに至っては、
付与する枚数が確定しても11月1日までに
安全性を担保できない場合には付与しないと
発表しました。※bitFlyerも同様です。

というわけで、BTCを中心とする
仮想通貨市場では混乱状態が続いております。

今のところ、予定通りBTGは配布され
市場公開・取引可能になるとのことですが
もしかしたら…という一抹の不安もございます。

BTG狙いの皆様はこれから11月1日迄の間、
随時、最新情報の取得に尽力することをオススメします。

ちなみに、BTCの混乱はそれだけではありません。

11月19日にも分裂騒動を控えているからです。

来月予定のハードフォークは「Segwit2x」

「Segwit(セグウィット)」という言葉と
「2x(2倍)」という言葉の造語ですね。

Segwitとは取引データを圧縮して、
ブロックサイズを圧縮することで
取引手数料を安くすることが出来るしくみです。

本日はこのSegwitがどういうものなのかを
簡単にご説明させていただきます。

Segwitとは

暗号通貨の売りのひとつとして
送金手数料が安いというメリットがありますよね?

しかし一時期、BTCの送金手数料は安くありませんでした。

むしろ、高くなっていました。

その理由は「BTCユーザーの増加」です。

BTCが送金できる回数は1秒間に7回。

1日に60万回程度だと言われております。

これは世界中で取引できる通貨としては非常に小さいです。
(大手カード会社のVISAは数億回)

送金したい人は多いのだけれど、
BTCのキャパシティはそれよりも小さい。
(結果、取引の遅延も発生)

するとここで「送金のオークション」のような事態が起こります。

送金手数料を高く設定した人ほど
早く送金できるようになってしまうのです。

そのせいでBTCの送金手数料は上昇し続けました。
この問題を解決するために生まれた案こそ、Segwitです。
Segwitとは「 Segregated Witness (分離された証人)」の略称です。

分離、とあるようにこれまでひとつの
ブロック内に書き込まれていたデータの一部を
別のデータベースで管理できるしくみを指します。

詳細はややこしいので割愛しますが、
Segwitの導入によってブロックサイズは
実質2倍〜4倍に拡張すると言われています。

ブロック内のデータの一部を別の場所に
移すことで元々管理していたデータを
大幅に圧縮できるわけです。

その結果、決済・承認スピードは倍速化し、
取引・手数料も安くなります。

さらに元々懸念されていたブロックサイズ問題、
手数料問題が解決されたことによって、
BTCそのものの価値も高騰するといういい事だらけ。

ですからBTCは今年8月にSegwitを実装。

これで一件落着。

のはずだったのですが…

さらなる問題点・・・

実はこの時、
ブロックサイズ問題の解決策として
もうひとつの案が提示されておりました。

それが「ビッグブロック」です。

簡潔に説明するとブロックサイズの拡大です。

現在BTCのブロックサイズは1MB。

これを4倍に拡大すれば、
すべての問題が解決すると主張する
グループが現れたわけです。

ただし、ブロックサイズを拡大すると、
既存のデータと互換性がなくなるため
分裂を余儀なくされてしまいます。

そのためBTCコアメンバー(開発者集団)は
ビッグブロックを反対して、
Segwitのみで対応したいと主張しておりました。

しかしビックブロック派はSegwitではなく、
あくまでブロックサイズを大きくする
アップデートを推奨し続けています。

よって、両者の意見は折り合いがつかず
この際どちらも実装してしまおうという
妥協案で生まれたのが今回の「 Segwit2x 」です。

Segwitの実装に加えて、
ブロックサイズを2倍にしようという結論です。

ただし、ブロックサイズが変更されるため
BTCとは別のコインが生み出されることになります。

それが「BTC2X(仮称)」です。

Segwit自体は既に実装されているので、
後はブロックサイズの変更を行うと、
Segwit2xの実装が完了するようです。

両者の意見を取り入れたといえば
聞こえはいいでのすが、結果的には
どちらの意見も消化しきれておりません。

システム的にうまく機能するかどうかも
未知数ということから、ユーザーからは
賛否両論となっている次第なので、
今後の行方が気になるところです。

結論

というわけでして、BTGに加えBTC2Xなど
BTCから枝分かれした仮想通貨が増え出し、
一般ユーザーは何が一体どうなっているのか
まったくもって意味不明という状況です。

加えて、本日BCH (ビットコインキャシュ)も
ハードフォークで分裂すると言う発表がありました。

まさに、混乱に次ぐ混乱であります。

特にBTCのブロックサイズ問題を巡る対立は
システム的な課題だけではなく、
BTCの実権を掌握したいという
マイニング業社の黒い狙いも見え隠れします。

もし、そのような裏の情報を知りたければ
ぜひこちらから、直接お問合わせください。

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個別でお届け致します。

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当メルマガでは、これらの混乱した
状況をもっとわかりやすく解説できるような
情報配信に努めていきたいと考えております。

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いつでも遠慮なくご要望くださいませ。

本日のご連絡は以上です。

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