イーサリアムの有価証券問題

FROM:仮想通貨長者.com AKIYAMA

今年5月、米国連邦証券・商品規制当局者は、
イーサリアムの証券化の是非を真剣に検討しました。

問題は、2014年にイーサリアムで
トークンを先行販売したことが、
証券売買になると規制当局が考えたからです。

アメリカでは、米国証券取引委員会(SEC)
に登録されている取引所はありません。

仮に、イーサリアムが有価証券と見なされれば、
アメリカではイーサリアムが取引できなくなります。

仮想通貨時価総額2位のイーサリアムですので、
仮想通貨市場に大きな影響がでると騒がれていました。

そして先日、Yahoo!主催の「All Markets Summit」
がサンフランシスコで行われ重大発表がありました。

SECは、

「イーサリアムとビットコインは有価証券と見なされない」

と述べました。

SECの発表を受けて、
イーサリアムが10%、BTCが5%を超える暴騰を記録しました。

SECの企業財務部門部長のHinman氏は、
以下のように述べています。

「仮想通貨やICOが証券か判断するかは、
 第三者が投資による収益を見込んでいるかどうかである」

イーサリアムは、
性質や非中央集権的仕組みを考慮すると、
現時点での売買は証券取引には該当しないとしています。

つまり、ICOによって発行されたトークンでも、
状況が変わり、中央集権的な組織から管理の手が
離れた場合、有価証券に該当しない可能性があります。

今回のSECの発表声明を受けて、
シカゴオプション取引所のConcannon氏は、
歓迎の意を表明しました。

「イーサリアム取引に関して、SECの決断は大変喜ばしい。
 イーサリアム先物取引の重要な障害が取り除かれた。」

有価証券問題によりどんよりと曇っていた
仮想通貨業界に一筋の光が差したように思います。

今後の仮想通貨市場に注目です。

追伸

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新事業「ABCG」について解説を行いました。

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ABCGの事業内容を深く理解することで、
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