FROM:仮想通貨長者.com AKIYAMA
皆様もよく日常で「ボラが高い、低い」などと
言ったり聞いたりしているのではないでしょうか?
今回はそのボラティリティについて、詳しく解説していきます。
まずボラティリティとは、
一般的に価格変動の度合いを示す言葉です。
ボラティリティが大きいという場合は、
その商品の価格変動が大きいことを意味し、
ボラティリティが小さいという場合は、
その商品の価格変動が小さいことを意味します。
つまりボラティリティが大きい商品ほどリスクは高く、
ボラティリティが小さい商品ほどリスクは低いと判断されます。
そしてボラティリティには、
・ヒストリカルボラティリティ
・インプライドボラティリティ
といった2つの種類が存在します。
これからそれぞれについて解説していきます。
■ヒストリカルボラティリティ
ヒストリカルボラティリティは、「歴史的変動率」とも呼ばれ、
過去のデータに基づいて算出した変動率のことをいいます。
ヒストリカルボラティリティが高ければ、
過去の値動きが大きかったという事実を表します。
反対にヒストリカルボラティリティが低ければ、
過去の値動きが小さかったという事実を表します。
つまり、ヒストリカルボラティリティが
教えてくれるのは「過去の結果」に過ぎないのです。
■インプライドボラティリティ
インプライドボラティリティは、「予想変動率」とも呼ばれ
主にオプションで使われる用語です、
インプライド・ボラティリティの計算には
ブラックショールズモデルなどが用いられます。
・原資産価格
・権利行使価格
・金利
・残存期間
・原資産
といった5つのボラティリティという
構成要素からオプション価格を算出します。
算出されたインプライドボラティリティには、
市場参加者の予測や期待などが反映されています。
つまりは、このインプライドボラティリティを
見ることで市場の将来の予測値がわかるということです。
インプライドボラティリティの動きから、
将来の値動きに対する市場参加者の
センチメントや不安感、ストレスも反映します。
この仮想通貨市場も2つのボラティリティを
理解した上で見てみると、今まで見ていた市場とは
違った側面が見えてくることでしょう。
今後も市場に関するニュースではなく、
このような豆知識もお伝えしていきます。
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