コインの価値を評価する指標とは？

公開日：2020年8月7日

FROM：仮想通貨長者.ｃｏｍ AKIYAMA

ビットコインをはじめとする仮想通貨が
世界中でどの程度の規模で流通していて、
どれだけの資金を集めているのか。

いわば、人気ぶりをうかがえる情報が
時価総額だと言われています。

今回は、この「時価総額」について
見ていきたいと思います。

時価総額とは？

株や為替など市場で取引されているものの
時価は日々変動しています。

その価値を評価する指標の1つとして、
時価総額と呼ばれるものがあります。

仮想通貨も時価総額を参考に
その価値を評価することができます。

時価総額で評価することにより
一体どのようなことが分かるのでしょうか？

計算式

時価総額の計算式は、
次の式によって算出できます。

仮想通貨の市場価格（時価）× 発行数量

市場で取引されている
仮想通貨の価格は常に変動しています。

マイニング（採掘）が進むと
発行数量も増えていきます。

したがって、時価総額もそれらの
変化に応じて更新され続けるのです。

時価総額から分かること

価格・発行数量、共に右肩上がりすれば、
価格と発行数量との掛け算である時価総額は
どんどん増えていくことになります。

そして、時価総額が大きければ大きいほど
信用力が高いと考えます。

理由としては、人気を集めているからこそ
価格が上昇傾向にあるので、
実際により多くの投資家が
その暗号資産を保有しているからです。

ここで、株式市場で見てみましょう。

2020年3月現在、
世界で最も大きな時価総額を誇っているのは
サウジアラビア王国の国有石油会社
Saudi Aramcoだと言われています。

そして、それに次ぐ存在が
MicrosoftやApple、Amazon、
Googleの持ち株会社であるalphabet、
Alibaba Group Holdingとなっており、
誰もが一度は聞いたことのある
有名企業ばかりです。

同じく仮想通貨の世界においても
多額の時価総額を誇るものは
投資家から強く支持され
信任も厚いと判断して
差し支えなさそうです。

注目すべき点

ビットコインの時価総額に関連するデータで
特に注目しておきたい4つのポイントは

①価格上昇率

②24時間取引ボリューム

③BTCドミナンス

④発行数量

といった点です。

それぞれのポイントについて見てきましょう。

①価格上昇率

価格がどれだけ上がったのかを示した数値で
値上がり率とも言われています。

仮に100円だった価格が130円になれば+30％
200円になれば+100％の上昇率となります。

価格上昇率が高い仮想通貨ほど、
投資家の間で人気が高まっており、
買いが殺到している状況になっていると
推測することができます。

②24時間取引ボリューム

売買が成立した仮想通貨の総額を意味します。

ボリュームが多いほど取引が活発で、
売買も成立しやすいと考えられています。

ボリュームが目立って増えると、
仮想通貨の価格も大きく動きやすくなります。

③BTCドミナンス

仮想通貨市場全体における
ビットコインのシェアがどの程度に
達しているのかを示す指標です。

BTCドミナンスは、ビットコインの
シェアが分かるだけではなく、
その推移を観察していると
投資のヒントが見えてきます。

④発行数量

発行数量とは、マイニング（採掘）されて
世の中に出回っている
仮想通貨の数量のことを指します。

ビットコインは2,100万BTCという
発行数量の上限が定められており、
その他の仮想通貨においても、
それぞれ発行枚数に上限が設けられています。

一方で、アルトコインの中には
発行数量が無制限のコインも存在します。

発行数量に上限があり、
それなりの量が流通している仮想通貨は
新規発行も限られてくることから
希少性という観点で価格が
上昇しやすくなる可能性が考えられます。

まとめ

仮想通貨の価値を比較するうえで
重要な指標の1つとなるのが
時価総額であることをお伝えしました。

ビットコインは2008年10月に誕生し
2020年4月まで、時価総額は拡大傾向を続け
他のコインを圧倒する規模を誇っています。

2018年に入って価格が急落したことにより
今後の行方については
マイナス的な見方も出ていましたが
2019年以降価格は上昇傾向にあり
一定の価格帯、時価総額を維持しています。

今もなお、ビットコインの時価総額は
他のコインを大きく上回っている
状況が続いています。

今後も仮想通貨の価格の動きや
ニュースをチェックして参りましょう。

本日のご報告は以上です。

仮想通貨長者.ｃｏｍ AKIYAMA