今年最も取引された通貨とは?

FROM:仮想通貨長者.com AKIYAMA

「2020年、今年最も取引された
 暗号通貨はどの通貨でしょうか?」

この質問に、多くの人がビットコインと
答えるのではないでしょうか。

暗号通貨のデータサイトである
CoinMarketCapの調査によりますと
2020年、最も取引された通貨は、

「USDT(テザー)」

という結果でした。

そこで今回は、2020年、最も取引された
通貨であるUSDTに注目したいと思います。

2020年、最も取引されたコインはUSDT

2020年、最も取引された暗号通貨USDT

驚くべきはその取引量です。

時価総額上位3位を占める
ビットコイン、イーサリアム、リップルの
3つの通貨の合計取引量とほぼ同じ取引量を記録しています。

それを裏付けるように、
USDTの時価総額は、2020年の年初から、
4倍以上増加していると言われています。

そして、現時点でのUSDTの時価総額は約2兆円。

ビットコイン、イーサリアム、リップルに次いで
第4位の時価総額という位置づけになっています。

USDT人気の理由は?

先ほどもお伝えした通り、
USDTは2020年驚異的な成長を遂げました。

その背景として、いくつかの事例が挙げられます。

その代表例の一つが、
DeFiシステムでの活用です。

USDTは、いま話題のDeFi(分散型金融)
最も利用されているステーブルコインの一種です。

ステーブルコインとは、安定した価格を
実現するように設計された通貨を意味します。

このDeFiブームの影響もあり、USDTは
ステーブルコイン市場の約80%を占めています。

また、USDTのように通貨の価値が
固定されているステーブルコインは、
資産の国外逃避に役立つと考えられています。

特にUSDTは中国でチェーン上で取引される
すべての価値の約33%を占めています。

規制の厳しいその中国で、USDTが
大きなシェアを誇っていることも
要因ではないかと考えます。

USDTの将来性は?

では今後、USDTはどのような
将来性を秘めているのでしょうか?

暗号通貨の中でも人気のある
ビットコイン、イーサリアム、リップルなどの
通貨は価格変動が激しいことが安定資産とは言えません。

ただ、USDTの価格は米ドルと連動しているため
USDTが基軸通貨として世界規模で
普及する可能性があると言えます。

今後、暗号通貨を使った
決済手段が普及してきた際。

価格変動のリスクがない
ステーブルコインの利便性は
さらに強まっていくのではないでしょうか。

暗号通貨市場において
シェアを拡大しているUSDTが
今後、リスクをどのように解消していくのか
注目しておく必要があると言えます。

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本日のご報告は以上です。

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